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お箏の弦の張り替え

これほど恐ろしいものはありません。例えるなら、風船に空気を入れていくようなものですが、風船は適量を超えたなら割れますが、お箏は、適量ではなく、糸の劣化もあり、目的のところまで到達する前に予定外で糸が切れることもあるのですが、これが風船が割れるときの恐怖以上なのです。「バシン!」とけたたましい音を立てて切れた糸が宙を舞います。

お箏の弦の張り替えは、まず、琴軸を理想のところに立てます。奥の音は低いので下の方へ。手前になるほど音が高くなるので順番に琴軸をバランスよく並べていき、お箏の裏にギターでいうと頭の部分、弦の調整をするところがあるので、専用の器具を使って糸を絞めていくのですが、

少しずつ、少しずつ・・・慎重にキリッキリッとその場所の音になるまで絞めていくのです。

お箏を練習する時は、小さい子を絶対に入れてはいけません。うっかりお箏を触ろうとして琴軸が倒れでもしたら可愛い指が吹っ飛びます。それくらい弦は強い力で引っ張られているのです。

ですので、弦の張り替えは冷や汗をかきながら、心臓をバクバクさせながら、ハラハラしながら・・・時限爆弾の装置を外すような緊張感なのです。